EDにならないための生活習慣
2019/06/20
忙しく過ぎていく毎日、何気なく身についてしまっている習慣がEDの原因になってしまっていることがあります。男らしい活力をみなぎらせて生涯現役で過ごすために、気をつけたい生活習慣について考えてみましょう。
ストレスを解消してリラックス
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、緊張して仕事をしている時や人間関係などでストレスを感じている時、混んだ通勤電車の中でイライラしている時などには、交感神経の方が優位に働いています。
ところが性的な刺激を感じて勃起をするためには、リラックスした時に優位に立つ副交感神経が活発に働く必要があるのです。逆に言えば、心身ともにリラックスして気持ちに余裕がないと、副交感神経が伸び伸びと働いて力強く勃起するのは難しいといえるでしょう。
勤務時間を過ぎても仕事のことが頭を離れず人間関係や経済問題でくよくよと悩み続けストレスを感じていたのでは、交感神経が働く緊張状態が続いて血管は収縮してしまい、副交感神経が機能して勃起を促進することができません。EDを改善するためには楽観的なものの見方や考え方をするように心がけ、ストレスをためない毎日を送ることが大切なのです。
スポーツ観戦をしたり美人と語らう
アメリカの大学の研究によると男性がスポーツ観戦をして贔屓のチームが勝ったり応援している選手が活躍したりした場合、男性ホルモンテストステロンが急激に上昇することがわかっています。またとても魅力的だと感じる美人と話をしたり恋愛をすることでも、男性ホルモンが増加して精力回復に役立ちます。
毎日職場と自宅を往復するだけの変化のない毎日では男性ホルモンの分泌が低下するばかりなので、ドキドキワクワクする体験を求めて新しい趣味を見つけるなどし積極的に行動をしていきたいものです。
睡眠不足はEDを悪化させる
精力の源となる男性ホルモンは、夜10時から夜中の3時くらいまでの睡眠をしている時間に盛んに分泌されます。ところがこの時間に仕事をしたりテレビを見たり飲み歩いたりしていて十分に睡眠を取らないと、男性ホルモンの分泌量が低下して、精力減退やEDにつながってしまうのです。
睡眠時間が足りなくなると脳は十分に休養ができないためストレスが溜まり、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されて血管が収縮するので、血管が拡張し血液が流入することで起こる勃起の妨げになってしまいます。
仕事に邁進している男性の場合、どうしても外せないお付き合いがあったり夜勤の勤務があったりして睡眠時間が少なくなることもあるとは思いますが、男性ホルモンや成長ホルモンが分泌される時間帯には、できるだけぐっすりと眠ることがEDの改善を早めます。
喫煙はEDを引き起こす要因
たばこに含まれているニコチンという成分には、血管を収縮させる働きがあります。勃起は性的な刺激を感じると生成されるサイクリックGMPという物質によって陰茎内の血管が拡張され、血液が海綿体に多量に流れ込むことによって起こるのですから、ニコチンによって逆に血管が収縮してしまうと勃起不全の原因になることはいうまでもありません。
陰茎の血管は1㎜から2㎜ととても細くデリケートなので、ニコチンによる血管収縮の影響をよりダイレクトに受けやすいのです。
またたばこを吸うと血管が収縮するため栄養素や酸素が十分に身体のすみずみまで送り届けられなくなり、その状態を改善するためにストレスホルモンが分泌されます。ストレスホルモンのせいで交感神経が優位に立ってしまうため、副交感神経が活発になることで起こる勃起が妨げられてしまうのです。
EDで悩んでいる男性の80%が喫煙家であるということからも、たばこが勃起不全の要因になっていることがよくわかります。本気でEDの改善を目指すなら、できるだけ禁煙をするように心がけたいものです。
関連記事
- PREV
- EDの原因とタイプ
- NEXT
- EDは最初に自覚できる生活習慣病!