精力剤成分:南天燭 (ナンテンショク)
2019/06/20
南天燭はメギ科ナンテン属の常緑低木、ナンテンの漢名です。ナンテンは中国原産で、日本ではおもに西日本に自生しています。ナンテンの実を乾燥したものが、生薬の南天実(ナンテンジツ)です。南天実は有効成分としてアルカロイドであるドメスチンやナンテニン、ナンジノシドなどを含有。ナンジノシドには抗アレルギー作用があり、これをリード化合物として合成したトラニラストが、抗アレルギー薬リザベンとして実用化されています。またナンテンの葉を乾燥したものは、生薬の南天葉(ナンテンヨウ)であり、鎮咳をはじめ健胃、解熱などの作用があります。
関連記事
- PREV
- 精力剤成分:旋花 (センカ)
- NEXT
- 精力剤成分:蓮肉 (レンニク)