未病とセルフメディケーション
2019/06/20
未病とセルフメディケーション
近年注目されているセルフメディケーションとはいったいどのようなものでしょうか。
現在国が負担する国民健康保険が毎年1兆円増え続けていると言われています。
このような状況から、医療費軽減のために医療用医薬品が一般用医薬品(OTC)に変更されています。
医療用医薬品でなくなるということは、保険が効かないということを意味します。
つまり、国民の医療費負担が増えていくということです。
具体的な例として、高血圧改善薬エパデールがあります。
「一度飲み始めたら死ぬまでやめられない。」と言われた高血圧改善薬ですが、
健康診断の基準の見直しとともに医療用薬品からOTCへと切り替えられました。
今では血圧の高くなる季節だけ飲むような選択もできるようになっています。
このように、これからは「自分の身は自分で守る」ことが必要な時代になってきます。
これが「セルフメディケーション」の考え方です。
予防という観点からも、体の異変に気づき、病気にならないようにすることは最良の健康法です。
漢方ではこの考え方を「未病」といい、病気になっていない段階で体のバランスを元にもどす治療を行います。
一度大きく崩れてしまった体のバランスはなかなか元には戻りませんので、病気にならないようにその前段階で予防する。
具体的には、人が本来持っている免疫力を発揮できるようにすることが大切です。
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