ED,精力減退と生活習慣
2019/06/20
精力が減退し、ED(勃起不全)に陥る原因
20代、30代はもちろんですが、中高年と言われる世代になっても生き生きとパワフルに性生活を楽しみたいというのは、多くの男性の願いです。しかしそんな願望とはうらはらに性行為の途中でペニスが中折れをしてしまったり、萎えて挿入ができなかったりして自信を無くし、なんとかしたいと悩んでいる男性も少なくありません。
力強く勃起をして性行為を行うことができていたはずなのに、なぜ精力が減退してEDになってしまうのか、その原因について考えてみましょう。
身体には異常がないのに起こる心因性勃起不全
男性の性機能は自律神経によってコントロールされている繊細なものなので、毎日忙しい仕事や気を使う人間関係、経済的な問題などで強いストレスを感じていると、それが原因でEDを起こしてしまう場合があります。
勃起は心身がリラックスしている時に働く副交感神経によって起こるので、頭を離れない大きな悩みや深刻な心配事があると、副交感神経が十分に働くことができず、勃起不全に陥ってしまうことがあるのです。
また過去の性体験での苦い経験から生まれたトラウマや、パートナーが満足できる性行為をしなくてはならないというプレッシャーなどがあると、それが心理的な要因になって精力が減退し、EDの状態になってしまうこともあります。うつの初期症状としてEDが表れることが多いことからも、心理的・精神的な要因でEDが起こる可能性が少なくないことがよくわかります。
身体的な原因で起こる器質性のED
性的な刺激を感じて興奮をすると男性の体内では一酸化炭素が放出され、サイクリックGMPという物質が生産されます。サイクリックGMPが陰茎内にある血管を拡張させ、血液を大量に送り込んで陰茎の海綿体に血液が充満することによって勃起は起こるのです。
陰茎の海綿体は1㎜から2㎜という細い血管が集まって出来ており、ここに血液が一気に流れ込むことによって陰茎は太く大きく固くなり、上向きに力強く立ち上がって勃起するわけです。
しかし性的な刺激を伝える神経や陰茎海綿体に血液を満たす血管、勃起状態を維持する陰茎などの器官が正常に機能をしてくれなければ、円滑に勃起を促進することはできません。これらの器官に何らかの障害が起こっているためにこれまでのようにスムーズに勃起をすることができず、EDになってしまうことがあります。
特に勃起のシステムでは血管の働きが重要で、脳からの指令を受けて血管がしなやかに拡張し十分な量の血液が陰茎に流れ込んで充満している状態が維持できなければ、性行為の途中で中折れをしたり挿入できずに萎えてしまうという残念な結果になるのです。
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